【船堀でアトピーでお悩みの方へ】黄色ブドウ球菌とアトピーの関係

2025年10月16日

黄色ブドウ球菌とアトピーの関係とは?

アトピー性皮膚炎の原因というのは人それぞれ違っていて、ダニやほこり、食べ物、生活環境など様々なものが考えられます。

このアトピーの発症や悪化に深く関わるものの中に、「黄色ブドウ球菌」という細菌の存在があります。

通常、皮膚の表面には何種類もの細菌が付着しています。

健康な皮膚を持つ人の場合、肌のバリア機能がはたらくことでこの細菌からの感染を防ぐことができます。

しかし、アトピーの人の肌はバリア機能が弱く、些細な刺激でも細菌感染しやすい環境となっています。

そしてアトピー患者の人の症状が何らかの原因(アレルギーなど)により悪化した時、皮膚の表面では、存在する細菌の種類が減少して過半数を黄色ブドウ球菌が占めるという変化が起こります。

これが黄色ブドウ球菌の異常増殖です。

アトピーの人の肌には?

アトピーの人の肌には、この黄色ブドウ球菌が多く存在しています。

そして黄色ブドウ球菌の増殖は、アトピーをさらに悪化させる原因になっていると考えられてきました。

今まで、黄色ブドウ球菌はアトピーの症状を悪化させるものだと言われてきましたが、最近の研究で、黄色ブドウ球菌がアトピー性皮膚炎を誘発する原因にもなっていることが明らかになりました。

アトピーはアレルギーや皮膚のバリア機能の衰えによって引き起こされると考えられてきたものが、そこに新たに「皮膚の細菌の乱れ」という原因が考えられるようになったのです。

つまり黄色ブドウ球菌が異常増殖して偏ってしまった細菌のバランスを正常に戻すことで、アトピーの発症やアトピーの症状を抑えることができる可能性があるということになります。

アトピーの人の場合は?

アトピーの人の場合、皮膚の常在菌を調整する抗菌ペプチドという物質が、アトピーでない人と比べて作られにくくなっています。

抗菌ペプチドは正常な皮膚から作られるため、皮膚に炎症があったり、皮膚のターンオーバーが乱れているとうまく作られなくなってしまうのです。

抗菌ペプチドがうまく作られないことで、黄色ブドウ球菌が繁殖しやすい皮膚の状態となり、細菌バランスの乱れを引き起こします。

アトピーの人が健康な肌の人と比べて黄色ブドウ球菌が増えやすい理由は、そのためです。

この黄色ブドウ球菌をできるだけ増殖させない肌づくりが、アトピーの発症や悪化を遠ざけることにつながるでしょう。

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