【船堀でアトピーでお悩みの方へ】アレルゲンを排除する考え方 ①家を清潔に保つ
2021年04月6日
アレルゲンを排除するには?
まず家を清潔に保ちましょう
アレルギー症状を起こす原因を、アレルゲンと呼びます。
アトピー性皮膚炎の場合は、ダニやほこり、ハウスダストなどが大きなアレルゲンとなっている場合が多くあります。
ほとんどの人の生活のベースとなるのが、家です。
家の中には、無数のほこりやダニ、カビなどが存在しています。
家の中で生活をしている以上、このほこりやダニなどのアレルゲンを完全に排除することは不可能に近いと思います。
ストレスを抱えるほどほこりやダニの存在に神経質になると、かえって逆効果になってしまいますので、できる範囲で家を清潔に保つような心がけが大切になります。
こまめな掃除
清潔な空間づくりの基本は、こまめな掃除です。
アトピーによるかゆみから皮膚を強くかくと、皮膚の一部やアカが落ちてダニのエサになりやすくなります。
こぼれた食べかすなどももちろんダニを繁殖させてしまうため、毎日しっかりと掃除機をかけるなどして対策をしましょう。
見落としがちですが、掃除機自体をキレイに保つことも重要です。
ほこりをためない
家具の上や電気のかさに、ほこりがたまっていませんか?
また、エアコンのフィルターやカーテンにもほこりがたまりやすく、これらはほこりを部屋中に舞わせてしまう原因にもなります。
ほこりのたまりやすい部分のこまめな掃除を心がけ、ほこりが部屋にたまらないようにしましょう。
ぬいぐるみやクッションなども、こまめに洗ったり天日干ししたりする対策が必要です。
定期的な換気
現代の住まいは気密性が高く快適に過ごせる一方で、空気の流れが悪く、ダニやカビが繁殖しやすいうえにほこりも発生しやすい環境になりやすい状態です。
これを解消する1番の方法は、定期的に部屋を換気することです。
空気清浄機だけでは、部屋全体の空気をキレイにするのに限界があります。
最低でも1時間に1回は家じゅうの窓を開け、空気の入れ替えを行いましょう。
家具やカーペットのお手入れ
ソファーやカーペットは、ダニが繁殖しやすい環境をつくり出します。
ソファーはなるべく布製より革製のものを置くことや、カーペットを排除してフローリングに切り替えることなどで、ダニの繁殖を抑制させることができます。
どうしても布製のソファーやカーペットを使用する際は、定期的に洗ったり毎日掃除機などでしっかりと見えないダニまで吸いこみましょう。
家の中のアレルゲンを排除するには、やはり丁寧な掃除やお手入れが不可欠になります。
掃除機だけでは取り除けないほこりや皮膚のかけらなどもあるので、拭き掃除や粘着クリーナーなどを使用して家の中を清潔に保ちましょう。
アトピーの人やアトピー素因を持つ人は、毎日なんとなく掃除をするのではなく、アレルゲンを排除する意識でより念入りな掃除が必要になってくると言えるでしょう。