【不妊症・妊活】精子の異常が原因で起こる男性不妊の種類

2021年03月11日

精子異常が原因の男性不妊とは?

不妊の原因が男性側の精子の異常による場合、その種類には以下のようなものがあります。

 

・精子減少症(乏精子症)

精液の中に精子はいるが、その数が少ないという症状。

精液1ミリリットル中の精子の数が1500万以下程度の場合は精子減少症または乏精子症と言われることが多い。

 

・精子無力症

精子の数は正常または正常に近いほどあるけれど、その精子の運動能力が悪いという症状。

通常であれば70~80%の精子は活発に運動しているが、その数が50%程度の場合は軽度の精子無力症、20~40%程度で中度、精子の運動率が10%以下の場合は重度と判断される。

 

・精子死滅症

精液内に精子は見られるもののその精子が全く動いていない、ほとんどの精子が死んでいるという症状。

重度の精子無力症に見られる症状で、精子が生きているのに動いていないという場合は「精子不動症」に当たる。

 

・無精子症

精子の中に精子が全く存在しないという症状。

無精子症には、精巣で作られた精子がうまく精液に送られていない場合(閉塞性無精子症)と、精巣に問題があり精子自体がうまく作られていない場合(非閉塞性無精子症)の2種類がある。

 

・おたふく風邪と不妊との関係は?

また、男性がおたふく風邪にかかると精子が死んでしまう、少なくなってしまうという話を聞いたことはありませんか?

成人男性がおたふく風邪にかかると、合併症で睾丸炎にもかかってしまう場合があります。

おたふく風邪にかかった15歳以上の男性の約30%が併発するとも言われていますが、この睾丸炎により精子の機能に問題をきたす場合があります。

しかし、おたふく風邪が原因の睾丸炎により完全な男性不妊になってしまうことは極めて稀です。

精巣の片側だけがダメージを受けてももう片方が正常に機能していれば、無精子症などを引き起こすことはほとんどないため、おたふく風邪による不妊をそれほど心配する必要はないでしょう。

 

・まとめ

これらの精子異常が起こる原因には、先天的な性染色体の異常や、停留睾丸(こうがん)と言って睾丸が陰のうはっきりと中まで下りてこない症状などがありますが、はっきりとした原因が分からない場合も多くあります。

男性の精子異常による不妊は、決して珍しいことではありません。

そういう面からも、不妊について動き出す際には男性側の理解を得ることがとても重要になってくるでしょう。