【不妊症・妊活】不妊治療の方法 ③体外受精(IVF)

2021年03月10日

不妊治療の方法 ③体外受精(IVF)

人工授精の次のステップが、体外受精(IVF)になります。

 

体外受精とは、十分に育った卵胞から卵子を採取し、体外でパートナーの精子を振りかけるようにして受精させ、できた受精卵を培養してから子宮内に戻して着床を促す治療法です。

 

これまでのタイミング法や人工授精と比べても、より高度な生殖医療技術が必要とされる不妊治療法です。

 

 

 

体外受精が今までの治療法と大きく異なる点は、確実に卵子と精子が出会うことです。

 

タイミング法や人工授精は、排卵のタイミングに合わせて精子を送り込むことはできても、その後精子が卵子のもとにたどり着くことができるのか、精子が卵子の中に潜り込み受精に成功するのか、その受精卵がある程度のところまで育つ生命力があるのかは、確かめる術がありません。

 

体外受精では、卵子と精子が出会って受精し、受精卵を培養してから子宮内に戻すため、着床前までのプロセスは確実に目で確認することができるのです。

 

 

 

タイミング法や人工授精からのステップアップのほか、卵管性不妊や重度の男性不妊など体外受精でしか妊娠できないと判断された人が、体外受精を進めていきます。

 

また、長期間の原因不明不妊や女性が高齢の場合にも、体外受精が適応と判断されることがあります。

 

 

 

 

 

体外受精では、より多くの卵子を十分に成熟させて採卵するために、ホルモン剤で排卵をコントロールしていきます。

 

成熟した卵子を排卵日の直前に体外に取り出し、精子をシャーレ上で振りかけて受精させます。

 

この時、男性側に重度の精子の問題がある場合や、シャーレを用いた体外受精では受精卵を得られなかった場合などに、顕微鏡を使って細いガラス管を用いて精子を卵子に直接注入して受精させる顕微授精という方法もあります。

 

 

 

受精卵は培養液で培養され、細胞分裂を開始すると胚と呼ばれます。

 

いくつかの胚の中から良好な胚を一つ選んで子宮内に移植します。

 

残った胚は凍結保存されるのが一般的です。

 

着床率を上げる処置を続けながら、着床して妊娠が成立するのを待つというのが体外受精の流れです。

 

 

 

 

 

この体外受精をもってしても、妊娠に結びつかない場合も少なくありません。

 

体外受精は女性の肉体的な負担はもちろん、金額も何十万もかかるため、金銭面や精神面への負担もとても大きくなります。

 

他にも様々なリスクがありますが、それでも体外受精という選択をしなければならないカップルは大勢いるのです。

 

 

 

 

 

不妊治療について理解し、自分に合った方法で治療を進めていくことが大切ですね。

 

不妊は自分だけの問題ではありません。

 

パートナーと支え合いながら乗り越えていくことが、最も大切なことだと言えると思います。