【不妊症・妊活】不妊症と不育症

2021年03月12日

不妊症と不育症の違いって?

不妊症とは、妊娠を望む健康な男女が避妊をしないで性交をしているにも関わらず、一定期間(一般的には1年以上)妊娠をしない状態のことを言います。

それに対して妊娠はできるのに流産や死産を繰り返し、結果的に子供をもつことができない場合を不育症と呼びます。

 

どちらも似たような意味で使われることが多いのですが、不育症の人は妊娠が可能な状態のため、不妊症とは大きく異なります。

 

不育症とは?

一般的に、3回以上の流産や死産の経験がある場合に不育症と言われることが多いのですが、様々な条件や医師の考え方によっても判断が違ってきます。

しかし、一度だけでなく何度も連続で流産や死産を繰り返してしまう場合は、不育症の疑いが大きくなると思います。

特に、流産を反復する習慣性流産に悩む人は少なくありません。

流産を連続して3回繰り返した場合、次回の妊娠率は明らかに減少し、何らかの原因があって流産を繰り返していると考えられます。

 

不育症の原因って何?

不育症の原因には、以下のようなものが考えられます。

 

・染色体異常

夫婦いずれかの染色体異常が受精卵に引き継がれ、流産を引き起こす場合。

 

・子宮形態異常

女性の子宮形態に異常があり、胎児に栄養がうまく運ばれないなどして流産につながる場合。

 

・内分泌異常

体内のホルモンの異常が流産に影響している場合。

「黄体機能不全」「甲状腺機能低下症」「高プロラクチン血症」などが直接または間接的に影響していることが多い。

 

・凝固因子異常

血液を固めて血を止める役割を担う血液中の凝固因子に異常が生じ、血栓が作られやすい状態が胎盤内にも血栓を作り出し、胎児への栄養の流れを遮ることで流産につながる場合。

 

・拒絶免疫異常

半分がパートナー由来で作り出されている受精卵を、母体が異物と認識してしまい、流産してしまう場合。

 

まとめ

流産は、妊娠した15%もの人が経験するとも言われるほど、珍しいことではありません。

しかし、妊娠のたびに何度も流産を繰り返してしまう場合には、どこかに異常があると考えた方が良いでしょう。

また、ストレスによる毛細血管の収縮や免疫機能への影響が、不育症を引き起こしている可能性もあります。

妊娠が成立しても、胎児がお腹で元気に育たなければ意味がありません。

妊娠はゴールではなくスタート地点です。

不育症への不安がある人は、早めに対処しておく必要があるでしょう。