【不妊症・妊活】基礎体温と妊娠の関係 ④黄体期と生理前症候群(PMS)

2021年01月7日

排卵期が終わると、「黄体期」がやってきます。

 

卵子が出ていった排卵後の卵胞は、黄体ホルモン(プロゲステロン)を分泌し、卵胞ホルモン(エストロゲン)によって厚くなった子宮内膜に作用し、さらに受精卵が着床しやすいようにはたらきます。

 

このプロゲステロンの作用により、基礎体温は上昇して高温期となります。

 

黄体期は排卵期後から次の生理がくる直前までの期間を指し、前回の記事でも説明した通り、生理周期の長さに関わらず約14日間になります。

 

 

 

排卵後の黄体期は、受精や着床に直接つながる重要な期間です。

 

黄体期に卵子が受精して受精卵となった場合、それが子宮内膜に着床するように備えて子宮内膜をさらに念入りに分厚くしていきます。

 

 

 

 

 

黄体期は、なんとなく体がだるく感じることも多い時期です。

 

黄体期に入ると体が妊娠に備えて準備を進め、水分などを体に溜め込もうとはたらきます。

 

これが胃や腸、水分の排泄作用の低下へとつながり、むくみやすくなったり、便秘などの症状が現れやすくなります。

 

 

 

また、排卵が終わり黄体期の前半にプロゲステロンが増える一方で、エストロゲンは減少していきます。

 

この2つの女性ホルモンの分泌バランスがうまくいかないと、気持ちが落ち込みやすくなったり、非常に不安定な状態になりやすくなります。

 

 

 

ひどい時には腹痛や腰痛、頭痛、吐き気、めまい、胸の張りや肌荒れなど、様々な症状に苦しめられることがあります。

 

これらの生理前に起こる不調を「月経前症候群(PMS)」と呼びます。

 

いつからPMSの症状が出始めるかは個人差があり、排卵時期から生理開始まで体調不良が続く人もいれば、生理開始の前日に少しだけ症状が出る人もいます。

 

 

 

生理前に体の不調を感じる女性は9割近くに上るとも言われていますが、それがPMSだと認識している人は少なく、我慢してやり過ごしている人も多いでしょう。

 

PMSが現れるはっきりとした原因はまだ解明されていない部分も多くありますが、ちょっとしたことでも精神的に影響を受けてストレスが溜まりやすい人には、PMSの症状が出やすくなるとも言われています。

 

 

 

情緒が不安定になりやすい黄体期の時期は、なるべくストレスを感じないようにリラックスして過ごすように心がけましょう。

 

また、暴飲暴食にはいつも以上に注意し、排泄効果のある食べ物(りんご、にんじん、レンコンなど)を摂るようにするのがおすすめです。

 

お風呂にゆっくり入ったり、マッサージをしたりして、ゆっくりと体を休める時期にしましょう。