【アトピー】アトピー発症を防ぐ乳児期の正しい全身の保湿方法~保湿剤の選び方~

2022年08月5日

アトピー発症を防ぐ乳児期の正しい全身の保湿方法~保湿剤の選び方~は?

生まれたばかりの赤ちゃんは、成人した大人と比べて皮膚の機能がまだまだ未成熟な状態です。

赤ちゃんの皮膚は大人の皮膚の厚さの2分の1程度しかありません。

さらにこれにアトピー素因を持っている場合は、皮膚の機能がより弱い状態にあります。

保湿をすることで皮膚のバリア機能を高め、アトピーの発症を防ぐ手助けをします。

また、保湿はアトピーの症状を緩和させることも期待でき、皮膚の乾燥はかゆみを悪化させる原因となるため、アトピーを発症してしまった後でも、やはり保湿は必要であると思います。

よく処方されるものは?

まず、よく保湿剤として病院などで処方されることの多いのが「ワセリン」です。

しかしワセリンには、実は保湿成分が入っていないため、アトピーの発症を予防するための効果は低いと言えます。

保湿成分とは、セラミドやヒアルロン酸、ヒルロイド、ケラチナミンなどの成分のことを指します。

これらの保湿成分が含まれているクリームに、ワセリンなどの油分を加えた保湿剤が、アトピー発症の予防には適しています。

クリームと油を混ぜることにより、保湿剤は皮膚に水分を与え、皮膚からの水分の蒸発を閉じ込めるという2つの役割を果たします。

保湿成分の入っていないワセリンの場合、皮膚に水分を与える効果がほとんどないため、皮膚のバリア機能を高める効果が不十分となってしまいます。

良い保湿とは?

アトピーの予防を目的とした保湿の場合は、ワセリン単体での使用ではなく、保湿成分の入ったワセリンを使うこと、または保湿剤を塗った後にワセリンで水分の蒸発を防ぐ皮膚の保護剤としての使用がおすすめです。

このように、アトピー予防には保湿成分の入った保湿剤を選ぶことが大切です。

そして、保湿成分の中でもセラミドが入っているものが特にアトピー予防に適しています。

セラミドとは、皮膚の水分を保持するはたらきを担っている細胞間脂質の約50%を占める成分です。

アトピー素因を持っている赤ちゃんには、セラミドが少ない傾向が見られます。

セラミドが少ないということは、皮膚の水分保持の機能が低下して肌の水分を保てなくなるということです。

そのため、セラミドが配合された保湿剤を使ってセラミドを補い、保湿効果をアップさせて肌のバリア機能を高め、アトピー発症の予防につなげます。

赤ちゃんの頃からの保湿は、今後アトピーを発症させるか、悪化させるかなどに関わる重要なものです。

まずはそれに適した保湿剤を選ぶことから始めましょう。

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【アトピー】乳児期からの保湿でアトピーの発症率が低下するという実験結果

2022年08月4日

乳児期からの保湿でアトピーの発症率が低下するの?

国立成育医療研究センターから、アトピー性皮膚炎の発症を予防する画期的な方法を発見したことが大きなニュースとして取り上げられたことがありました。

実験の内容は、両親や兄弟にアトピー患者がいる新生児118人を2つのグループに分類し、半年間にわたって、片方のグループには1日1回以上全身に保湿剤を塗り、もう片方のグループには皮膚が乾燥した部分にのみワセリンを塗り、その後のアトピー発症率を比較したというものです。

その結果、全身に保湿剤を塗っていたグループのアトピー発症リスクが3割以上も下がったという結果でした。

つまり、生まれたばかりの赤ちゃんの頃から乾燥の有無に関わらず全身を保湿したことで、アトピーになりにくい体づくりにつながったということになります。

もちろん、保湿だけで必ずアトピーの発症を予防できるわけではありません。

しかし、保湿でアトピー発症を予防できる可能性が少しでも上がるなら、やはり乳児期からの保湿に努めたいものですよね。

皮膚が乾燥するとどうなるの?

皮膚が乾燥すると、表皮のバリアー機能が低下してアトピーの発症や肌トラブルにつながる恐れがあります。

乾燥した皮膚からダニやほこり、食べ物などのアレルゲンが侵入し、アレルギー反応を起こすことで皮膚に湿疹や炎症ができ(=経皮感作)、これがアトピーにつながります。

皮膚を表面から保湿することで、この経皮感作をある程度防ぐことができます。

赤ちゃんの肌は大人の肌と比べて非常に薄く、とてもデリケートです。

すべすべな肌にはこまめな保湿などあまり必要ないと思われがちですが、赤ちゃんの肌はとても乾燥しやすいため、保湿剤などを使って乾燥を防いであげる必要があります。

また今回の実験結果から、皮膚にかゆみや赤みが現れてからではなく、皮膚の状態が正常な段階からの保湿でアトピー予防につなげることができることも分かりました。

気をつけることは?

しかし、保湿もただ全身に保湿剤を塗りたくれば良いというものではありません。

正しい保湿をしなければ、かえって逆効果になってしまう可能性もあります。

保湿の方法については、次で詳しく説明していきましょう。

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【アトピー】アトピーの人はチョコレートを食べてはいけない!?

2022年04月5日

アトピーの人はチョコレートを食べてはいけないの?

食事とアトピー性皮膚炎の関係性の深さから、色々な食事の勧めの例を挙げてきました。

その中でも、アトピーに悩む人に特に避けてほしい…できるだけ食べないでほしい食べ物があります。

それがチョコレートです。

チョコレートの中身とは?

油の摂りすぎがアトピーに良くない影響を与えることは説明してきましたが、チョコレートは油分の含有が非常に多い食べ物です。

市販のチョコレートは銀紙に包まれて売られていることがほとんどですが、実はその理由は、チョコレートに含まれる油の量が多すぎるため銀紙で包まないと油がしみ出てきてしまうからなのです。

板チョコを丸々1枚も食べれば、あっという間に脂質の摂りすぎにつながり、アトピーの症状を悪化させる原因になります。

さらに、私たちが普段口にする機会の多いチョコレートの脂質は、カカオバターと植物油脂に由来していることがほとんどです。

チョコレートに含まれる植物油脂とは?

この植物油脂は、チョコレートを安価で製造するためになくてはならないもので、カカオバターに似た性質になるよう加工して作られた加工油脂です。

そのため、チョコレートに使われている植物油脂にはトランス脂肪酸が多く含まれ、これがアトピーに良くないとされているのです。

他にも・・・

油の多さ以外にも、チョコレートには乳製品、カカオ、ナッツ類、小麦など、アレルゲンとなる可能性の高いものが多く含まれています。

アトピーを発症させない、悪化させないためには、アレルゲンから遠ざけることが重要になるため、やはりチョコレートは避けた方が良い食べ物と言えるでしょう。

カカオに含まれる悪化させる物質とは?

また、カカオに含まれるチラミンという物質が、ヒスタミンの代謝を阻害してアレルギー症状を悪化させる恐れがあります。

ヒスタミンの代謝が正常にいかなくなると、皮膚のかゆみを引き起こしてしまうため、アトピー患者の人にはチラミンは厄介な存在なのです。

チョコレートの美味しさを引き出すものは?

ご存知の通り、甘くて美味しいチョコレートには、たくさんの糖分も含まれています。

チョコレートを食べ過ぎるとニキビができると昔から言われるのは、それほど油分や糖分が多く含まれているからです、

小さい頃からチョコレートを日常的に食べる習慣は、アトピー発症に拍車をかけるでしょう。

チョコレートが大好きだった人が、チョコレートを食べる習慣をやめたことでアトピーの症状が改善したという例は、少なくありません。

アトピーを改善したいと思う気持ちが強いのであれば、チョコレートはたまに少量食べる程度にするか、できるだけ食べないようにした方が良いと言える食べ物だと思います。

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【アトピー】腸内環境を整えて免疫バランスを正常に保つ

2021年11月1日

腸内環境を整えて免疫バランスを正常に保つには?

アトピーを引き起こす原因の一つに、「IgE抗体」が関わっているということには以前触れました。

IgE抗体は本来、ウイルスや細菌などの体内への侵入を防ぐはたらきを持つ物質です。

しかしアトピー性皮膚炎に悩む人の場合、このIgE抗体の数が増えすぎたり必要以上にはたらきすぎることで、免疫機能が過剰に反応を起こし、皮膚の炎症や湿疹、赤みなどの症状を引き起こしてしまうのです。

アトピーの症状を緩和するには?

アトピーの症状を抑えるためには、IgE抗体の生産をコントロールすることが大切です。

そこで、腸内環境を整えることが重要になってきます。

小腸には、人の免疫細胞の約7割が集まっていると言われています。

そのため、免疫細胞が多く集まる腸内の環境を良くすることで、免疫細胞のバランスが正常に保たれ、IgE抗体の数が増えすぎたり、過剰にはたらきすぎてしまうのを防ぐ効果が期待できます。

アトピーと腸の関係とは?

一見あまり関係のなさそうなアトピーと腸ですが、実は深い関りがあるのです。

また、腸は「健康の基本」とも言われる部分で、腸内環境を整えることが健康な体づくりへとつながっていきます。

腸内には、善玉菌、悪玉菌、日和見菌の3種類の腸内細菌が存在しています。

日和見菌は優勢な方につくという性質があり、悪玉菌の発生を抑えて善玉菌の数を増やすことで、腸内環境を整えて免疫バランスを正常に保つことができます。

【善玉菌を増やす方法】

☆善玉菌のエサとなる栄養(食物繊維、オリゴ糖、グルコン酸など)を積極的に摂る

→野菜、果物、豆類、はちみつなど

☆ビフィズス菌や乳酸菌などの善玉菌を豊富に含む食材を食べる

→ヨーグルト、乳酸菌飲料、納豆、漬け物、味噌など

☆悪玉菌のエサとなる食事(高たんぱく・高脂肪な食事)を控える

→低たんぱく・低脂肪=和食中心の食生活

結論、どんな食事がいいの?

ここでも、野菜や豆類を積極的に食べることや、和食中心の食生活の勧めが挙げられます。

やはり、アトピー性皮膚炎に悩む人の食事は、和食を基本とすることが重要なようです。

アトピー患者の人の約8割もの人が、IgE抗体を多く生産しやすい体質であると言われています。

腸内環境を整えることでIgE抗体の数の増加を防ぎ、免疫機能が過剰にはたらいてしまうのを防ぎましょう。

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【アトピー】アレルゲンを排除する考え方 ③食生活の欧米化その2

2021年07月3日

アレルゲンを排除する考え方 ③食生活の欧米化その2

ではどのような食事を心がければ、アトピー性皮膚炎の発症を遠ざけたり、アトピーの症状を悪化させない食生活につながるのでしょうか。

和食中心の食事

日本人が昔から食べてきた和食は、焼き物、煮物、蒸し物が中心です。

炒めたり揚げたりする調理法が多い洋食は、どうしても脂の摂取量が増えて高カロリーになり、幼い頃からこのような食事を長く続けていると、アトピー発祥の引き金になってしまいます。

また、魚や野菜が多い和食に対し、洋食は肉類やバターなどの使用も増えます。

和食は、皮膚の健康維持に重要な役割を果たすビタミンやミネラル、その他にもたんぱく質、脂質、炭水化物などの栄養素をバランス良く取ることができます。

もちろん、洋食を絶対に食べてはいけないということではありません。

しかし、アトピー患者の急増と食生活の欧米化が深く関係していることは事実なので、アトピーを防ぎたいと思ったら、やはり日本古来の和食中心の食生活をベースにすることを考えなければならないと思います。

砂糖の摂りすぎに気を付ける

甘い物やお菓子、食事でも甘辛な味付けなどには、たくさんの砂糖が使用されています。

砂糖の摂りすぎは、アトピーの原因になると言われています。

逆に砂糖を断つと、アトピーは改善するケースがとても多いのです。

砂糖は腸壁のバリア機能を傷付け、これにより未消化のたんぱく質が腸壁を通過してアレルゲン化してしまいます。

他にも、悪玉菌を増殖させたり、マグネシウムなどの重要なミネラルを欠乏させてアレルギー体質を悪化させる恐れがあります。

甘いものの食べ過ぎや、料理に使われる砂糖の量も気にする必要があるでしょう。

牛乳を飲みすぎない

日本人は、多くの人が乳糖不耐症で牛乳に含まれる乳糖を十分に消化することができません。

牛乳や乳製品が、アトピーの悪化原因になっていると言われることはとても多いのです。

牛乳に対してアレルギー反応がある場合はもちろんですが、そうでなくても、幼い頃から牛乳を飲みすぎていると、栄養バランスが崩れてアトピーを発症しやすくなると言われています。

栄養豊富なイメージの強い牛乳ですが、この牛乳を飲む習慣こそが、アトピー患者を増やしてしまった一因と言われ始めています。

インスタント食品はできるだけ避ける

手軽に美味しいものを食べることができるインスタント食品やコンビニ弁当などには、添加物が多く含まれていることがほとんどです。

大人になってからインスタント食品ばかりを食べることで、大人のアトピー患者の増加にもつながっていると考えられます。

時々食べる程度であればそこまで神経質になる必要もありませんが、インスタント食品はできる限り避けた方が無難です。

急に食生活を一変させるのは、とても難しいものです。

そのためにも、できるだけ早い段階で、アトピーを悪化させない食生活を送る重要性に気付くべきなのです。

欧米化が当たり前になってしまった食事を、少しずつでも和食中心の食事へと変えていきましょう。

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【アトピー】アレルゲンを排除する考え方 ③食生活の欧米化その1

2021年04月6日

アレルゲンを排除する考え方 ③食生活の欧米化その1

私たちが生きていくうえで欠かせないことの一つが食事です。

人間の体は食べたものでつくられているので、食生活は健康を考える際に非常に重要になることは言うまでもありません。

 

そして食事は、アトピー性皮膚炎とも深い関係性があります。

 

 

 

近年問題になっているのが、食生活の欧米化です。

 

本来日本人の食事と言えば、白米、味噌汁、焼き魚や煮物などといった、いわゆる和食が中心の食事です。

 

これは粗食とも呼ばれ、健康的な日本式の食生活の形であったと言えます。

 

 

 

しかし、戦後の復興とともに生活環境が豊かになるにつれて、海外から肉や穀物などがたくさん輸入されるようになりました。

 

これにより今まで食べたことのなかったようなものが次々と食卓に並ぶようになり、日本人の食生活は少しずつ変化していきました。

 

 

 

もちろん、この食生活の欧米化により、今まで以上に多くの栄養を十分に摂れるようになったという面もあります。

 

しかし、粗食を続けていた時代と比べて明らかに栄養バランスが崩れ、肥満や生活習慣病の増加につながったことも事実です。

 

 

 

 

 

そしてこの食生活の欧米化により、アトピー患者が急増したと考えられています。

 

幼い頃から和食より洋食を食べて育ち、それがアトピーの発症に拍車をかけてしまうのです。

 

 

 

今では日本人の食事は、「高カロリー」「高脂質」「高たんぱく」が当たり前となりました。

 

これらは全て、アトピーをはじめアレルギー発症の大きな引き金になります。

 

食生活の欧米化は、成人してからアトピーを発症させたり、本来であれば大人になるにつれて改善していくアトピーの症状を逆に悪化させてしまうなど、大人のアトピーの悩みを増加させている原因ともなっています。

 

 

 

さらに、粗食の時代には存在しなかったお菓子やお弁当、加工食品の流通と比例して、アトピー患者は増え続ける結果となってしまいました。

 

ファストフード店の進出も日本に大きな影響を与えた欧米化の一つです。

 

 

 

 

 

日本中に美味しい食べ物があふれ、便利でいつでも手軽にお腹いっぱい食べられるようになった一方で、本来日本人が口にしていた粗食はすっかり姿を消してしまいました。

 

毎日和食を食べている人より、小さい頃から洋食を食べて育ったという人の割合の方が多いでしょう。

 

この食生活の欧米化は、アトピー患者を急増させ、日本をアレルギー大国と呼ばれるまでにしてしまった一因です。

 

アトピーの予防や改善を考える際に、やはり食生活を見直すことはとても重要になります。

【アトピー】アレルゲンを排除する考え方 ②乳児期の食物アレルギー

2021年04月6日

 

アレルゲンを排除する考え方とは?

アトピー性皮膚炎は、成人になってからよりも乳児期や幼少期に発症する割合が非常に大きくなっています。

その原因の一つに、食べ物がアレルゲンとなってアトピーを発症するというケースが目立ちます。

 

人によりどんな食材でアレルギーを引き起こしやすいかは異なりますが、アレルギーを起こしやすい食物として「三大アレルゲン」というものがあります。

三大アレルゲンとは、卵・牛乳・小麦の3つです。

 

また、食品に使用されている原材料として、三大アレルゲンの他にもエビ・カニ・蕎麦・落花生が表示義務として規定されており、アレルギーにつながりやすい食材として知られています。

 

乳児期には生後5か月頃から離乳食が始まり、少しずつ色々な食材に体を慣れさせていきます。

離乳食を進める際に、卵や乳製品を初めて与えた時に赤みや湿疹などが出ると、それはその食材に対するアレルギー反応であると考えます。

離乳食の開始時期って?

この離乳食の開始時期について、近年早期の離乳によりアレルギーにかかりやすい体質になることなどが分かってきていて、離乳食の開始時期を遅らせる傾向があります。

まだ未熟な乳児の臓器は、食物に対して拒否反応を起こしやすく、それがアレルギーのもととなってしまう恐れがあるのです。

1歳になるまで離乳は必要ないという考えもあります。

また、アレルギー反応を起こしやすい卵や乳製品なども、1歳を過ぎるまでは控えた方が良いなどと言われ始めています。

 

食物アレルギーとアトピーとの関係とは?

食物アレルギーが発端となり、アトピー性皮膚炎を発症してしまうことがあります。

もともと、食物アレルギーがある人はアトピー素因を持つ人となり、アトピーを発症しやすい体質です。

乳児期の食物によるアレルギー反応は、アトピー性皮膚炎につながり、アレルゲンとなっている食べ物を除去しても湿疹がおさまらなくなってしまう可能性があります。

逆の言い方をすれば、アレルゲンとなっている食物を取り除いた後も、長期間湿疹などが消えない場合はアトピーを併発してしまっている恐れがあるということです。

 

まとめ

そのため、乳児期の離乳食の進め方や離乳の時期を考えることは、アトピーを発症させないためにも非常に重要になります。

離乳に関する考え方は人それぞれ違いますが、早すぎる離乳や時期を誤って食物アレルゲンを与えることは、アトピーを発症させやすくなると覚えておくと良いでしょう。

乳児期の食物アレルギーとアトピー性皮膚炎の発症は、深く関係しています。

特に家族にアトピー患者やアレルギー体質の人がいる場合は、より一層の注意が必要だと思います。

【アトピー】アレルゲンを排除する考え方 ①家を清潔に保つ

2021年04月6日

アレルゲンを排除するには?

まず家を清潔に保ちましょう

 

アレルギー症状を起こす原因を、アレルゲンと呼びます。

アトピー性皮膚炎の場合は、ダニやほこり、ハウスダストなどが大きなアレルゲンとなっている場合が多くあります。

ほとんどの人の生活のベースとなるのが、家です。

 

家の中には、無数のほこりやダニ、カビなどが存在しています。

 

家の中で生活をしている以上、このほこりやダニなどのアレルゲンを完全に排除することは不可能に近いと思います。

 

ストレスを抱えるほどほこりやダニの存在に神経質になると、かえって逆効果になってしまいますので、できる範囲で家を清潔に保つような心がけが大切になります。

 

こまめな掃除

清潔な空間づくりの基本は、こまめな掃除です。

アトピーによるかゆみから皮膚を強くかくと、皮膚の一部やアカが落ちてダニのエサになりやすくなります。

こぼれた食べかすなどももちろんダニを繁殖させてしまうため、毎日しっかりと掃除機をかけるなどして対策をしましょう。

 

見落としがちですが、掃除機自体をキレイに保つことも重要です。

ほこりをためない

家具の上や電気のかさに、ほこりがたまっていませんか?

 

また、エアコンのフィルターやカーテンにもほこりがたまりやすく、これらはほこりを部屋中に舞わせてしまう原因にもなります。

 

ほこりのたまりやすい部分のこまめな掃除を心がけ、ほこりが部屋にたまらないようにしましょう。

 

ぬいぐるみやクッションなども、こまめに洗ったり天日干ししたりする対策が必要です。

 

 

定期的な換気

 

現代の住まいは気密性が高く快適に過ごせる一方で、空気の流れが悪く、ダニやカビが繁殖しやすいうえにほこりも発生しやすい環境になりやすい状態です。

 

これを解消する1番の方法は、定期的に部屋を換気することです。

 

空気清浄機だけでは、部屋全体の空気をキレイにするのに限界があります。

 

最低でも1時間に1回は家じゅうの窓を開け、空気の入れ替えを行いましょう。

 

 

家具やカーペットのお手入れ

 

ソファーやカーペットは、ダニが繁殖しやすい環境をつくり出します。

 

ソファーはなるべく布製より革製のものを置くことや、カーペットを排除してフローリングに切り替えることなどで、ダニの繁殖を抑制させることができます。

どうしても布製のソファーやカーペットを使用する際は、定期的に洗ったり毎日掃除機などでしっかりと見えないダニまで吸いこみましょう。

家の中のアレルゲンを排除するには、やはり丁寧な掃除やお手入れが不可欠になります。

掃除機だけでは取り除けないほこりや皮膚のかけらなどもあるので、拭き掃除や粘着クリーナーなどを使用して家の中を清潔に保ちましょう。

 

アトピーの人やアトピー素因を持つ人は、毎日なんとなく掃除をするのではなく、アレルゲンを排除する意識でより念入りな掃除が必要になってくると言えるでしょう。

【アトピー】アトピー素因とは?

2021年04月6日

アトピー素因とは?

アトピー性皮膚炎を発症する人の多くは、アトピー素因を持っていると言われています。

アトピーの定義とは、「かゆみをともなう湿疹」「症状が良くなったり悪くなったりを繰り返す」「アトピー素因を持つ」の3つであると、日本皮膚科学会により定められています。

ではアトピー素因とは、一体何でしょうか。

アトピー素因とは、生まれながらに持っている「アトピーを発症する要素、素質」のことです。

 

アトピー素因には、大きく分けて2つの項目があります。

★本人または家族が、アレルギー性の病気(アトピー性皮膚炎、気管支喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎など)を持っている

アトピー素因を持っている人というのは、アレルギー系の病気に対する免疫機能が過剰にはたらきすぎてしまう体質の人のことを指します。

免疫機能は本来、細菌やウイルスから体を守るためにはたらくものです。

アトピー素因を持つ人の場合、その免疫機能が必要以上にはたらいてしまい、ダニやハウスダスト、花粉、場合によっては卵や牛乳などの食べ物にも過剰に反応を示して、気管や鼻、目、皮膚などで炎症を起こします。

 

これがアトピー性皮膚炎をはじめ、アレルギー性鼻炎や喘息などを引き起こしてしまいます。

このアトピー素因は、ある程度遺伝することが分かっています。

 

実際の発病には生活環境なども大きく関係してくるため、必ずしも遺伝するとは言えません。

 

しかし、家族にアトピー素因を持つ人がいる場合、高い確率でアトピー性皮膚炎を発症します。

 

自身が喘息や花粉症などを患っている場合は、アトピー性皮膚炎も発症しやすい体質であると言えます。

 

 

 

 

 

★「IgE抗体」が生産されやすい体質である

IgE抗体とは、アレルギーと深い関係があり、免疫機能が過剰にはたらく状態をつくり出す物質と言われています。

このIgE抗体をもともと多く生産しやすい体質というのが、アトピー素因を持つ人となります。

アトピー性皮膚炎の患者の約8割の人が、IgE抗体を生産しやすい体質であるという統計も出ています。

 

つまりアトピー素因を持つ人は、どうしてもアトピー性皮膚炎を発症しやすくなってしまいます。

しかし、アトピー素因を持っていてもアトピーを発症しない人もいれば、アトピー素因を持たないのにアトピーになってしまう人もいます。

つまりアトピーは、アトピー素因以外の部分で防いだり改善したりすることが可能ということになります。

 

アレルギー体質だからと言って、アトピーの改善を諦めるのは早いのです!

しっかりと対策をすることで、アトピーは予防・改善することができます。

【アトピー】アトピーの具体的な症状

2021年04月6日

辛いかゆみをともなうアトピー性皮膚炎ですが、皮膚に現れる症状には、次のようなものがあります。

 

 

 

・乾燥

皮膚の水分が少なく、カサカサと乾燥した状態。

 

・鱗屑(りんせつ)

乾燥と同じくカサカサした状態で、フケのように角質がむけ落ちる状態。

 

・湿疹

皮膚にブツブツが現れてかゆみが出る状態。

 

・丘疹(きゅうしん)

湿疹よりは大きく、エンドウ豆ほどのサイズで皮膚面がドーム型に盛り上がった状態。

 

・紅斑(こうはん)

湿疹が出たり腫れたりして、皮膚が赤くなった状態。

 

・痂皮(かひ)

かきむしった後にできるかさぶたの状態。

 

・糜爛(びらん)

皮膚の浅い部分がはがれ落ち、ジュクジュクとただれた状態。

 

・苔癬化(たいせんか)

かきむしることを繰り返したことにより、皮膚が厚くなりゴワゴワと硬くなった状態。

 

 

 

皮膚がカサカサしているだけであれば軽微の状態、これに赤みを帯びてくるとアトピー性皮膚炎の軽症な状態であると言えます。

 

ここからさらに皮膚がめくれて皮がむけ落ちるような状態が中等症、腫れてより一層赤みを増したり、ジュクジュクした状態が続くようであれば重症となっていき、かゆみも重症になるにつれて強くなっていきます。

 

 

 

 

 

これらのアトピーの症状が現れる部分は、年齢によって差があります。

 

乳児期のアトピーは主に頬や額にできることが多く、ひどくなると背中や胸、手足など顔から体へと症状が広がっていくのが一般的です。

 

もう少し大きな子供の場合、ひじの内側やひざの裏側など、関節の内側や首の周りなどに症状が現れるケースが多くなります。

 

成人では、顔や首、胸や背中など、繰り返しひっかいてしまう手が届きやすい部分に、症状の重い湿疹ができやすい傾向にあります。

 

 

 

 

 

アトピーの症状は、顔や体の様々な部分に発生します。

 

手の届く部分にできたアトピーは、かゆみを我慢できずにかきむしって重症化しやすいという危険性があります。

 

 

 

アトピーは、症状が良くなったり悪くなったりを繰り返すのが一般的です。

 

一度症状が悪化してしまうと、改善させるのにもとても苦労します。

 

できるだけ早めの段階で症状を食い止めるのが、アトピーを悪化させないためには大切なことです。

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