【船堀でアトピーでお悩みの方へ】アトピー発症を防ぐ乳児期の正しい全身の保湿方法~保湿剤の塗り方~
2023年03月25日
アトピー発症を防ぐ乳児期の正しい全身の保湿方法とは?
正しい保湿剤選びの後は、正しい塗り方で保湿剤を全身に塗っていきましょう。
まず大切なのは、乾燥していない部分にもしっかりと保湿剤を塗ることです。
乾燥を治すために塗るのではなく、アトピーの発症を防ぐために皮膚を乾燥させないように保湿剤を塗る、ということがポイントです。
治療薬というよりは、予防薬のイメージです。
どのくらい塗れば良いの?
肌のバリア機能を高めるためには、1日に2回保湿剤を塗るのが理想です。
朝と夜の2回塗ることで、肌が乾燥してしまう時間を最小限に抑えます。
もし1日2回塗るのが難しい場合は、夜のお風呂上りにたっぷりと保湿するようにしてください。
お風呂上りの濡れた体は、水分がどんどん蒸発していきます。
お風呂から出たらなるべく早めに全身を保湿しましょう。
塗り方は?
次に塗り方ですが、ここで大切なのは「こすりすぎない」ということです。
保湿剤を肌に塗るという行為は、摩擦で肌への刺激になります。
肌への刺激は、アトピーにはあまり良くないものです。
保湿剤をしみ込ませようと、肌にゴシゴシと塗りこむのはNGです。
指を優しく滑らせて全身に塗っていきます。
白いクリーム状の保湿剤の場合、肌に多少白く残る程度に塗るのが良いでしょう。
ベタベタする感じが残りますが、逆にサラサラになるまで塗り込むのは塗りすぎと言えるので注意しましょう。
アトピーを発症している時は?
もし、すでにアトピーの症状が出ている場合、炎症がひどい部分に保湿剤を塗るのは避けてください。
最初にも述べた通り、保湿剤は主にアトピーの予防のために塗るもので、ひどくなった炎症を治す効果はほとんどありません。
保湿剤が刺激となってかえって症状を悪化させてしまう恐れもあります。
アトピーの症状は、膝の裏やひじの内側、首などの部分がひどくなりやすく、これらの部分は絶えず動き摩擦の多い部分です。
摩擦が多い部分というのは、皮膚のバリア機能が薄れて肌が乾燥しやすい部分であると言えます。
気をつける点は?
保湿の際、たとえこれらの部分の乾燥が気にならなくても、他の部分よりも念入りに保湿するようにしましょう。
最初は保湿剤を塗るのを忘れてしまったり、時間がなくて省いてしまったりすることもあるかもしれません。
しかし、時々塗るだけでは、アトピーの発症を予防する効果はほとんどなくなってしまいます。
毎日しっかりと保湿剤を塗ることで、皮膚のバリア機能を高めてアトピーを防ぐことができるのです。
保湿することを習慣づけてしまえば、保湿剤を塗らないと落ち着かない!という気持ちになってくると思います。
慣れるまでは、目に見えるところに保湿剤を置いたりして、毎日欠かさず保湿することを忘れないでください。
その時かけた時間や手間が、将来的にアトピー知らずな肌へと導いてくれるかもしれません。