【船堀で自律神経失調症でお悩みの方へ】うつ病の説明と精神的症状
2022年09月30日
うつ病の説明と精神的症状とは?
うつ病は、まだ解明されていない点も多い心の病気です。
誰でも嫌なことや悲しいことが起きると、気分が沈んだり気持ちが落ち込んだり、憂うつになったりすることがあります。
通常であれば、時間が経つにつれて気持ちが徐々に落ち着いてくるものですが、何日経っても気分が晴れなかったり、原因が解決してもなお強い憂うつ感が長期間続いてしまうのがうつ病の症状です。
また、思い当たる原因がないのに、言葉では言い表せないほどに落ち込んでしまう場合もあります。
このような気持ちの沈み、落ち込み、憂うつ感や喪失感に常に襲われて、普段通りの生活を送るのが困難になってしまったり、日常生活に支障が出てくるにまで悪化してしまう場合があります。
これがうつ病です。
うつ病はどうしてなるの?
うつ病は、脳の神経の情報を伝達する物質の量が減少するなどの、脳の機能に異常が生じているのと同時に、その人がもともと持っているうつ病になりやすい性質、様々なストレス、体の不調や病気、環境の変化など、生活の中の様々な要因が重なって発病すると考えられています。
つまり気持ちの面だけでなく、脳のはたらきにも問題が起きた状態であることが多くあります。
様々な要因が複雑にからみ合っていることも加わり、うつ病を一度発症してしまうとなかなか自分の力だけでは完治させるのが難しくなってしまいます。
うつ病の方の精神症状とは?
うつ病の人には、次のような精神症状が見られます。
~精神症状~
・抑うつ気分
…気分が落ち込む、憂うつ、希望がない、理由もなく悲しい気持ちになるなど。
・喜びや興味の喪失
…好きだったはずのことや趣味にさえやる気が起きない、何をしていても面白さを感じないなど。
・意欲の低下
…人と合ったり話したりしたくない、何に対しても意欲がわかず、いつもやっていたことをするのもおっくうに感じる、何をするにも時間がかかるなど。
・思考力や集中力の低下
…常に頭がぼーっとする、考えがまとまらない、決断力や判断力が大きく低下する、人の言うことがすぐに理解できないなど。
・不安感や焦燥感
…小さなことにも不安を感じる、口数が少なくなる、簡単なことをするにも焦って思い通りの行動ができなくなる、イライラして足踏みをしたりじっとしていられなくなるなど。
・自責感
…必要以上に自分を責める、何でも悪い方に考える、周りの人に申し訳ないと思うなど。
・希死念慮(きしねんりょ)
…生きているのが辛い、遠くへ行きたい、消えてしまいたい、死んだ方がましだと感じるなど。
これらの精神症状のほかに、身体的に現れる症状もあるので、次で詳しく説明していきましょう。